私の履歴書
だいたいは、文化人と経済人が交互に自分の自慢話を書くコーナーで、まさに日経新聞を読むような人向けの記事である。
だから、ほとんど読まない。
その「私の履歴書」が2014年から、小沢征爾さんになった。飾らない語り口で、私もいろんな本を読んだりして、知っているエピソードも多いのだけど胸躍る。人柄が文章にあらわれている。
卒業式で名前を呼ばれず、その場で留年が判明し、卒業式に出席した母親が泣いて帰ったくだりは、私も留年経験者として共感した。
毎日、楽しみにスクラップしている。
数年前、小沢征爾さんに日比谷の地下ですれ違ったことがあるが、通りすがりの人に握手を求められ、笑顔で握手していた。
とにかく、すごい人である。