墓参り

墓参りのときはいつも、墓の近くの祖父の姉を訪問する。
いま99歳で、1月でついに100歳になる。足が弱っていて、普段は病院だが、お盆と正月は、家に帰ってきている。
先日息子(73歳)が亡くなって、とうとう一人ぼっちになったと言っていた。
やはり、家がいいらしいが、24時間面倒みてもらうのもたいへんなので、仕方なく、入院している。
頭ははっきりしていて、耳が遠いので、なかなか言っているのことを聞き取ってくれないが、会話は普通にできる。
一人でさびしそうで、話をしに行くと、とても喜んでくれる。
いまだにビールも飲むらしい。


こうして思うことは、足が悪くなると、どうしても行動範囲が狭まり、本人の意志のとおりの行動ができないことがとても不憫に思える。とくに中山間地域では、病院に歩いていくことなどできず、訪問介護や病院からの送迎に頼るしかない。祖父の姉はまだ、杖や乳母車を使って移動はできるので、病院の中に閉じ込めずに、本人の行きたいところ、やりたいことができるような仕組みができたらいい。


最近は、墓参りの代行サービスが人気らしい。ライブカメラのヒントになりそう。


モジャ公 (2) (小学館コロコロ文庫)

モジャ公 (2) (小学館コロコロ文庫)


モジャ公「自殺集団」の回で、フェニックス星人が、自殺フェスに参加する主人公らに、
「終わりがないっておそろしいことよ何万年たっても何億年、何兆年たっても昨日と同じ今日が続くのよ」
と言う


でも藤本先生はあと100年は生きたかったろうなと思う。


人生のストーリは一生じゃ足りないよな


十四才/フルコート