村上春樹「沈黙」を2回読んだ。何回読んでも考えさせられる。
私は主人公側なのか、それとも青木なのか。
自分の中の青木のようなずるい部分が嫌になるし、主人公のようなストイックな生きかたへの憧れる。
人間としての深みも、なんとも浅い。
でも、所詮は小さい人間だから、せめてもの青木のような人間には踊らされない頭と誇りを持ちたいと思った。
そういえば、高校の卒業作文に器について書いた人を思い出した。小さい器にたくさん水を注いでも溢れるばかりだということ。
どうやったら器が大きくなるんだろう。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 全国学校図書館協議会
- 発売日: 1993/03
- メディア: 単行本
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