読書とか映画とか

出張中のホテルで本を読んでいた。

一人だとほんとうにやる事がないので、本読みながら、コンビニワインを一本空けてしまった。



鳥取大丸の地下にあったオーガニックワインに興味があった。広島だとどこで帰るのじゃろ。



明日はこの映画をみにいく。

映画『潜水服は蝶の夢を見る』オフィシャルサイト



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「俺ね、自分で言うのも何ですけど、結構、まじめに仕事やっていたんすよね。集中して、効率的に。で、残業しないで、定時に帰って」
「偉いじゃないか」
「偉かったんすよ。でも、年上の先輩とかはだらだらやって、残業ばっかりして、で、残業代もらってるんすよ。でもって、早く帰る俺は、仕事が足りないと思われて、次から次に新しい仕事を割り振られるんすよ。ゆっくりやってる奴は仕事が増えないで、っていうか、逆に減ったりしてますからね。不公平っすよね。残業代だって、税金から出てるのに」
「まあな」青柳雅春は口元をゆがめ、曖昧に返事をする。純朴な青年が理想を語るような、そういう熱のこまった口ぶりは、学生の頃から変わっていなかった。
「だからね、俺が辞めて、で、俺がいないとどれだけ困るか、上司たちに分からせてやろうと思ったんすよね」
「で、おまえが辞めて、みんなは困ったのか」
「いやあ」とカズは笑う。「全然、困ってないっぽいです」
「早まったな、カズ」
「早まりました。毎日、後悔してますよ」